日本でディズニーやコストコなどで楽しめる「チュロス」は、本場のスペインで味わうチュロスとは異なることをご存知ですか?
私たちが知っているチュロス(churros)は、砂糖やシナモンでコーティングされており、サクッとした食感で甘いですね。しかし、チュロスの発祥地であるスペインでは、日本のチュロスとはまったく異なるものでした!
チュロスの起源
まず、チュロスの起源は、16世紀のスペインで誕生したとされています。チュロスは元々、スペインの牧場労働者や農民のための手軽なスナックとして誕生したそうです。小麦粉、水と塩を混ぜて生地を作り、それを油で揚げて出来たのが、チュロスです。手軽で作れるスナックは、スペイン全土で人気となり、現在では世界中で愛されるスナックとなっています。
スペインのチュロスの味は?
日本で食べるチュロスと違い、シュガーコーティングはされていなく、少し塩っけがあり、生地は軽いため、何本でもパクパクと食べれてしまいます。日本のチュロスは、そのままで食べることが多いですが、スペインでは日本と違った食べ方をします。スペインの定番な食べ方は、チュロスと共にホットチョコレートを注文し、ホットチョコレートにディップしながら食べます。ホットチョコレートと言っても、そんなに甘ったるくはなく、少しビターな味わいで、何個もチュロスを食べてしまいます。少しの甘さと少しのしょっぱさのバランスが抜群でパクパク止まりません!真っ直ぐのチュロスだけではなく、クルクルした形のチュロスもあり、大勢で食べる際には、巨大なクルクルのチュロスを食べるそうです。
いつ食べるの?(コーヒーの種類)
チュロスはスペイン人にとって、手軽なおやつですが、朝食にも出てきたりもします。家から出て、外でお出かけする際には、カフェでChurros con Chocolateとコーヒーを頼みます。私の友達のファミリーも、朝食として大きいチュロスを頼み、家族で囲んで食べていました。また、スポーツ鑑賞やパーティーで、巨大なクルクルチュロスを頼んで、みんなで食べたりもするそうです。
チュロスと共にコーヒーを注文する人も多いですが、大体は、ミルクが入っている「カフェラテ」を「コーヒー」と呼んでいます。なので、メニューには、cafe solo(ブラックコーヒー)とcafe con leche(カフェラテ)しか載っていません。そのため、スペイン人の友達には、カフェラテやカプチーノは通用しませんでした笑
ブラックコーヒーを飲みたくてcafe soloを頼んだら、エスプレッソのような小さい入れ物で来たときは、爆笑してしまいました!(上の写真のピンクの丸がブラックコーヒー。)スペインのコーヒーは、大体全て小さいのですぐ飲み終わっちゃいます。cafe soloは、アメリカンよりもビターなので、チュロスなどとの相性が抜群でした。
スペインでは、いつでもチュロスが食べれるので、チュロスとデカく書かれたメニューボードを見つけて、食べてみてくださいね!
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